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就業規則を整備するだけでは問題の本質は解決できない!

ここ数年、職場内の様々な問題が話題となっていますが、これらの問題を防止するために就業規則は有効でしょうか?

 

就業規則は「作ること」ではなく「機能させること」が重要です

就業規則を整備している企業は多いものの、
実際に現場で活用できている企業は決して多くありません。

本来、就業規則は単なる契約書ではなく、
職場の秩序を保ち、安心して働ける環境をつくるためのものです。

しかし、ルールがあっても守られていなければ意味はありません。

 

組織の成果は「秩序」によって左右される

他者に迷惑をかける、組織の足を引っ張る――
たとえ能力が高くても、そのような人材は組織全体にとってマイナスです。

社員一人ひとりが能力を発揮するためには、
安心して働ける秩序ある環境が不可欠です。

成果を生むのは「ルール」ではなく「守られる環境」

 

大阪市の小中学校の取り組み

かつては全国平均の約3倍に達していた児童生徒の暴力行為が劇的に減少し、低い水準に停滞していた学力も年々、改善しているという大阪市の小中学校での取り組みが注目されています。
この取り組みは、学力向上を目的とした従来型の施策とは異なり、まず「学校内の秩序を整えること」に重点を置いた点に特徴があります。

具体的には、授業中の私語や立ち歩きを抑え、教師の指示が通る状態をつくること、時間やルールを守る習慣を徹底することなど、学習以前の基本的な行動規範の定着に取り組みました。
その結果、教室内に落ち着いた環境が生まれ、生徒同士の無用な衝突や混乱が減少しました。これにより、子どもたちが授業に集中できるようになり、結果として学力の向上にもつながったとされています。


さらに注目すべきは、この取り組みが「知識を教える前に、学ぶための土台を整えることが重要である」という考え方に基づいている点です。自制心や協調性、やり抜く力といったいわゆる非認知能力は、単に指導するだけで身につくものではなく、一定のルールが守られる秩序ある環境の中でこそ育まれるとされています。


この考え方は、企業組織にもそのまま当てはまります。

職場においても、

 ・ルールが曖昧
 ・守られなくても放置される

このような状態では、組織の秩序は維持できません。

真面目に取り組む社員ほど不公平感を抱き、モチベーションは低下します。

一方で、問題行動が放置されれば、組織全体の規律は崩れていきます。

 

秩序のない組織に、成果は生まれない

これは、秩序のない教室では学力が向上しないのと同じです。

ルールがあることではなく、ルールが機能していること。

ここに、組織運営の本質があります。

 

最後に

就業規則は「守るための書類」ではありません。
組織の秩序をつくり、人の力を引き出すための仕組みです。

その仕組みが機能してこそ、
社員の能力が発揮され、組織の成果へとつながります。

弊所では、就業規則の活用に重点を置いたご提案やアドバイスをさせていただきます。

また、組織行動評価シートの作成と運用を支援しておきます。

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