私はこれまでに、滋賀労働局の個別労働紛争解決支援を行う企画室で２年間、同局の監督課で労働時間管理の指導員として３年間、また、滋賀県の労働雇用政策課の労働相談員として５年間、労働行政の業務に携わってきた経験があります。

どういった事由から労働紛争に発展するのか、また、紛争解決に向けた話し合いの場でそのような駆け引きがされるのかを、客観的な立場でつぶさに見てきました。

　これらの経験は、社労士として企業様の人事労務管理に携わっているだけでは得られない貴重な経験と知識を私に与えてくれました。「あっせん」の場に使用者側の補佐人として同席させていただく際は当然のことなら、企業における労働紛争の防止を考える際にも大いに役立っています。もちろん、職場環境の向上のための取り組みにもつながっています。